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三段峡(JR西日本・可部線)
〜 廃止問題に揺れる可部線の終着駅 〜

 

  2002年11月10日、廃止問題に揺れる可部線の終点「三段峡」、紅葉が見ごろで、運よくというか悪くというか一年で一番乗客が多い日に来たようだ。3、または4両編成の列車にほぼ満員の乗客を載せて発着している。通常1日5往復しか運転されていない加計〜三段峡間もこの日は2往復ほど増発されていた。
     
  私がのってきた列車も、三段峡駅につくや、幅の狭いホームには約20分後の発車にもかかわらず、座席をとるために、すでに大勢の人が並んでいた。空には撮影のためのヘリコプターが飛び、駅前の通りは車と人であふれている。大半は車を利用して来ているようだが、列車の利用者も割合的には大きくない数だが、それでも可部線にとっては大繁盛である。駅前にはJRの職員が出て、臨時の切符販売を行っている。
     
  駅前には土産物屋さんと旅館が並ぶ。串にさしたもちを食べている人、また店先で焼いている岩魚の塩焼きにかぶりつく人。前日は鹿児島で観測市場もっとも早い初冠雪を記録したという寒さも手伝って、とてもおいしそうだ。私は昼食を食べていないすきっ腹に、ぜんざいを流しこんだ。名勝三段峡の入口はまさに駅前、駅を出て徒歩1分で峡谷に来られてしまうというのは魅力である。今まで見たことのないロケーションである。
     
  「可部線存続を願う」の横断幕が張られたC11も、今日ばかりは記念撮影をする人達、運転室にのぼる子供達に囲まれている。廃止がとりざたされている可部線だが、線路が断たれた奥地に、駅とSLだけがとり残されているという光景は見たくないと思う。
 (2002. 11.10撮影)
   
 
   
 
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