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そんな駅の肖像を描く 駅物語

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御茶ノ水 (JR東日本 中央本線・総武本線)
〜 聖橋を渡ってみれば 〜

 

 

  御茶ノ水と聞いても「駅前が狭くて人の往来が多くてごみごみしている」とか「景色はよさそうだけど満員電車でそんなの感じる余裕はない」なんていう人が多いんじゃないだろうか。一度下車してゆっくり歩いてみることをおすすめしたい。きっと歴史ある、江戸・東京を感じられるはずだ。
まず列車を降りるとアーチ型の立派な橋がホームを跨いでいることに気がつく。東京・千葉よりにある聖橋口から駅を出てこの聖橋の上から景色を見る。崖に張り付くように根をおろす御茶ノ水駅、神田川、そして対岸には都会の中にやすらぎを感じさせる木々が生い茂る。撮影に赴いた時は晩秋だったので紅葉も見られたが、そちらはもうひとつ新宿よりにある御茶ノ水橋の方がきれいだ。色づく木々の葉がオレンジ色と黄色の電車にとても映えていた。聖橋を渡ったところに
聖橋について説明した石碑がある。聖橋の絵が石に刻まれていて、神田川をななめに横断する丸ノ内線の電車も描かれている。今はもう走っていないが、この景色には濃い赤色で横に三つ編み模様のある600形(正面の顔はキティちゃんにも似ていた)の方が似合いそうだ。
     
  その石碑の後側の階段(ここも好きな場所のひとつ)を降りて橋をくぐると「湯島聖堂」がある。
日本史を勉強された方には馴染みのある名前だろうが、儒学を重んじる5代将軍綱吉によって建てられた孔子廟だが、元々は1632年徳川幕府の政治顧問林羅山が建てた「先聖堂」を移築したものだ。その後1797年湯島聖堂内に幕府直轄の学問所「昌平坂学問所」が置かれ、儒学者林羅山の子孫が代々大学頭となり、儒学朱子学がおおいに盛んになっていった。現在周辺には大学が点在し、今も学問が盛ん(なはず)である。
大都市東京でちょっとした心の安らぎと歴史が感じられる、御茶ノ水はそんな駅である
     
   
     
     
   
 
   
 
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