人が集い 列車が行き交い 時が流れる
駅には 歴史がある 文化がある 生活がある
そんな駅の肖像を描く 駅物語

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中居 (のと鉄道・能登線)
〜 ぼら待ちやぐらと鋳物館 〜

 

  穴水から国道249号を走って中居へ向かう。穴水を出て線路が90度以上大きくカーブを切ってからはほぼ東へ線路沿いを走る。4kmぐらいはあるだろうか、けっこうな距離である。中居駅はホーム一本に小さな待ち合い室だけの駅だ。駅前の空家となった建物の壁には色褪せた観光案内の地図があり、その朽ち方が往時をしのばせる、というよりは昔の姿が想像しにくく後戻りできない時代の変化を感じるだけである。
     
  駅から少し距離はあるが周辺には見所も多い。駅から500m程のところには穴水駅にもあったぼら待ちやぐらが海上につくられている。その正面の国道249号の道路脇は駐車場になっている。そこに警察官がいたので3つ先の甲駅への行き方を尋ねた。国道を走っていると、中越地震の影響で海沿いの道が通行止めになっていると標示されていたように思えたからだ。
     
  通行止めの話は聞いていないとのことだった。甲駅への行き方もていねいに教えてくれた。30才ぐらいの若い警察官だったが、地元の人として名古屋から来た自分を歓迎してくれ、列車や景色を撮るなら春のさくら(能登鹿島)はおすすめだと教えてくれた。
     
  その後、能登中居鋳物館を訪ねた。時間の都合で外観を撮影するだけにとどまったが、時間があればじっくり見たかった施設である。さらにその奥にはさとりの道とよばれる神社・お寺が並ぶ石畳の散策路がある。駅自体はホーム1本の小さな駅であるが、長く深い歴史の蓄積がありそうな場所だった。
   
 
   
 
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