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そんな駅の肖像を描く 駅物語

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舞子(JR西日本・山陽本線)
〜 巨大な明石海峡大橋 〜

 

  舞子は個人的にとてもゆかりのある駅だ。大学を卒業して神戸市の企業に就職したのだが、その会社の寮が舞子からさらにバスで山側に登った多聞台にあった。そしてあの震災に見舞われるまでの約2年間、通勤で利用した。最近も四国へ渡るためにここを何度か通ってはいるのだが、駅のまわりをじっくりと見たのは本当に久しぶりだ。
     
  普通、自分が青春の一時期を過ごした土地、駅なら懐かしさがこみあげてくるものだが、舞子駅に関してはそれがまったくない。当時とはあまりにも様変わりし過ぎているのだ。私が舞子駅を利用していた頃は、橋の建設はかなり進んで、すでに現在の形に近いところまでできあがっていたが、駅周辺はまだあまり手がつけられていなかった。
     
  ある土曜日の昼下がり、大阪に出るために舞子駅で電車を待っていた時に見た光景- 削られた山の斜面をダンプカーが行き来している、いったい何がどうできあがるのだろうと思いながらも、その手前には昔ながらの駅前の小さな本屋さんが見える、どこにでもある普通電車しか停まらない郊外の駅のほっとする景色だ。(現在は快速も停車)
     
  それから数年景色は一変した。明石海峡大橋を支える巨大なコンクリートの塊、20数階もある高層ビル、舞子公園へとつながるテラス、変われば変わるものである。よく見ると元々シンプルな構造の駅だっただけに昔からあったものを壊さず、そのまま新たに必要なものを肉付けしたという感じだ。それでもこの風景と20代前半の自分の思いでがどうも結びつかない。終始浦島太郎になった気分だった。 (2002. 6.18撮影)
   
 
   
 
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