人が集い 列車が行き交い 時が流れる
駅には 歴史がある 文化がある 生活がある
そんな駅の肖像を描く 駅物語

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琴平 (JR四国・土讃線)
〜 昔のままの観光駅 〜

 

  高松築港から琴平電鉄にのって琴平に来た。琴電琴平駅から歩いてすぐのところにJRの琴平駅がある。「こんぴらさん」の玄関口だが、今では観光バスやマイカーでこんぴらさんのふもとまで乗り付ける人の方が多いだろうから駅が人であふれる、なんていう場面はそうないとは思うが、昔はこの大きな駅に人があふれ、たいそうにぎやかだったことだろう。
     
  駅物語では時間の許す限り周辺の観光地まで足をのばして撮影したいと思っているが、今回は駅周辺だけにとどまった。例え時間があったとしても、こんぴらさんの1368段の階段の1段目の下から階段を写して終わりにしただろう。話のねたになどと軽い気持ちで階段を登ろうものなら、ひざががくがくになってその後の仕事に甚大な影響があることは、日頃の運動不足と年齢からわかりきっている。
     
  駅舎は大正11年竣工の貴重なもの。待合い室の木のベンチの深みを増した色が歴史を物語る。待ち合い室にまであがりこんだ鳩も風景のひとつだろう。駅のまん中に陣どった土産もの屋さんには、最近東京でも人気の讃岐うどんがある。駅舎横の洋食屋「ぽっぽや」で昼食をとった。店内には昔の土讃線の写真や資料が掲げられる。寡黙な店主が作ったチキンかつはとてもうまかった。
     
  改札内に入る。駅舎、改札内いたる所にこんぴらさんのトレードマークの「まる金」が書かれている。船の形をした水のみばも面白い。土讃線の電化区間はこの琴平までで、行き止まりの1番線には見慣れたオレンジ色と緑、いわゆる湘南色の113系が停車している。今でも四国はディーゼル王国のイメージがある私としては少し違和感を覚える。(2002/3/1撮影)
   
 
   
 
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