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本揖斐 (名古屋鉄道・揖斐線)
〜 鉄道が無い町とは 〜

 

  本揖斐は他の3線区とともに2001年9月30日限りで廃止された揖斐線の終着駅だ。モダンな建築の駅舎とホームを覆う屋根が特徴的だ。駅の横にはコンクリート製の公衆トイレがある。駅前のロータリーに車を停めて、また向かいのショッピングセンターからと意外にこのトイレの利用者が多い。
     
  向かいのショッピングセンター、ある鉄道研究本にこのショッピングセンターが閑散としていると書かれていたが、それは筆者が訪ねた時たまたまそうだっただけで、私が何度か訪ねて見た限りでは地元の人によく利用されているように見受けられた。ちなみに本揖斐が廃止される当日の9月30日、私はこのショッピングセンター内でマラソンの高橋尚子選手が世界最高記録で優勝したベルリンマラソンを見たことを憶えている。
     
  最近、廃止される路線、駅を数多く見てきたが、町から線路がなくなり、列車が走らなくなることの意味を考えた。鉄道が廃止されても元々利用者が少なかったのだから町の生活にそう大きな変化はないだろう。乗る乗らないにかかわらず毎日列車は町と近隣の大きな町を結ぶ。列車を乗り継げば日本の中心東京へも行くことができる。線路は日本中に続いている。
     
  町に鉄道がなくなれば、それが分断されてしまう。この意味は大きい。列車の姿は安定感、安心感だったのだろうか。時刻表の路線図もか細いバスの線だけになる。鉄道のない町、外から見ても町としては1ランク後退してしまう。そう思えてならない。
(2001/7/19撮影)

 
   
 
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