駅物語

撮影日記 - 長瀬(名古屋鉄道 谷汲線)

終着駅一つ手前の荒野

大正15年4月6日開業~平成13年10月1日廃止
岐阜県揖斐郡大野町

長瀬1
長瀬駅、この駅の前には舗装もされていない砂ぼこりがたつ砂利の広大な無料駐車場が広がる。谷汲山華厳寺への参拝客で渋滞をきらう人をあてこんで作られたようだが、利用者はほとんどなかったように見受けられる。駅の背景として存在するそう高くない山も採石場になっていて、無残にも削り取られた山肌をあらわにしている。
長瀬2
この景色がアメリカの荒野を連想させ前々から映像の編集をする時には、ブルージーなボトルネックギターサウンドをBGMにしたいと思っていたら案の定ぴったりはまった。動画をすぐに見てみたいという人がいても見えない、動画配信がスタートしていないのにこんなことを言うのは反則かもしれないが、この作品は非常にうまく雰囲気が出た。最後に"Marbolo"と出そうな感じだ。
長瀬3
ホームには近くのキャンプ場帰りの子供達が列車を待っている。暑さでグロッキー状態の子供もいれば、まだまだ大声ではしゃぐ子供もいる。キャンプ場へ向かう子供達を迎え、また帰る子供達を送りだすのもこの夏で最後だ。彼らにとっても何もない炎天下の駅で列車を待ったことは鮮明ではないかもしれないが、かすかな記憶として残っていくことだろう。
長瀬4
この子供達の声も作品のよい味付けになった。ビデオに入っている現場音は作品としてふさわしくない場合カットしたりするのだが、この作品では、せみしぐれ、虫の声、遠くから聞こえる採石場の音もほとんどそのまま、とても臨場感が出ていると思う。
長瀬5
長瀬6

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